フェルミエネルギー

縮退

エネルギー固有値が同じて、固有関数が異なる場合を縮退している。

フェルミエネルギー

フェルミエネルギーは、絶対零度における電子の取りうる最大のエネルギーである。

$$E_F(0)=\frac{\hslash ^2}{2m}(3\pi ^2n)^{2/3}$$

ここで、\(n≡N∕L^3\) は単位体積当たりの電子数、すなわち電子密度である。

絶対零度ではこのエネルギー値以下のエネルギー準位はすべて電子で満たされていて、それ以上のエネルギー準位は空席である。

フェルミ温度

$$T_F≡\frac{E_F(0)}{k}$$

これをフェルミ温度という。ここで、kはボルツマン定数である。

フェルミ速度

$$v_F=\Bigg(\frac{2E_F(0)}{m}\Bigg)^{1/2}$$

これをフェルミ速度という。